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吸引器をレンタルすることは可能なの?使用方法も詳しく解説!

2022/07/01

若いときには経験しなかったことが、歳をとれば頻繁に自分の身に起きるようになるということはいろいろあります。
痰がのどにからんで咳き込むようになることもその一つで、要介護者の中には自分の力で痰を排出できなくなるのも珍しいことではありません。

入院していて近くに医師などの医療従事者がいる場合は、吸引器などを用いて適切な対処をしてもらえます。
しかし、自宅で家族が介護をしているときにそうなって処置が遅れると、最悪命を落とすことにもなりかねません。

本記事では、痰を体内から排出させるための吸引器を一般家庭でレンタルできるかという疑問を含めて、介護における痰吸引の重要性について解説します。
吸引器を用いた痰吸引の手順についても紹介しているので、今後介護が必要になるご家族がおられる方は、ぜひご覧になってください。

吸引器をレンタルすることは可能なの?使用方法も詳しく解説!

介護で痰の吸引が必要な理由

加齢や体力の低下や病気などが原因で、自力で痰や唾液を吐き出すことができなくなってしまうことがあります。
私たち人間は、無意識のうちにホコリや菌などを、空気を吸うときに体の中に取り入れていて、それを咳や唾液や痰などにからませて体外に排出しているのです。

痰や唾液を体外に排出できなくなると、異物を体内に残してしまうだけでなく、誤飲性肺炎や呼吸困難などを引き起こしてしまい、処置が送れると死に至ることもあります。
実際に介護が必要になっていない高齢者でも、その多くが誤飲性肺炎で毎年亡くなっているのです。

要介護者の中には、自力で痰や唾液を排出できなくて吸引器を必要としている方がたくさんいます。
痰吸引はいつ必要になるか分かりませんので、介護をしている家族がその方法を認識しておく必要があるのです。

吸引器はレンタルできる?

結論からいえば、痰吸引に必要な吸引器はレンタルすることが可能です。
購入すれば5万円前後はしますが、レンタルすれば月々数千円の負担に抑えることができます。ちなみに、吸引器は介護保険の対象外です。

レンタルができても吸引器を使用することは医療行為ではないの?との疑問を持つ方も少なくないと思います。
確かに痰吸引は医療行為にあたるため、医師や看護師、またはその行為を行う資格を持つ者しか実施を認められていません。

ただし、家族による痰吸引の実施は、一定の条件を満たすことにより例外として認められています。
条件には、痰吸引が不定期に必要になるため家族でなければ対応できない、患者の療養目的であることなどがあります。

痰吸引に必要なものとは

痰吸引を実施するためには、吸引器以外にも以下のような道具が必要となります。

・吸引カテーテル
・消毒液入りカテーテル保存容器
・アルコール綿
・水道水入りのコップ
・ゴーグル
・マスク
・手袋
・エプロン

必要な道具が揃っていなければ、スムーズに痰吸引を行うことができません。
必要な道具には消耗品もありますので、不定期に起きる一大事に備えて常に自宅に装備しておきましょう。

吸引器を用いた痰吸引の手順

在宅介護で必要になる痰吸引の方法は、「口腔内からの痰吸入」「鼻腔内からの痰吸入」「気管カニューレ内部からの痰吸入」の三つです。
以下に、三つの方法に共通する基本の手順を紹介するので、参考にしてください。

手順1.手指を洗浄する

まずは、手指をキレイに洗浄します。手の甲、指の間、爪の中も徹底的に石鹸を使用して清潔な状態にしてください。

手順2.介護者の意思確認をして体位を整える

痰吸引を開始する前に介護者の意思確認を行い、吸引しやすい体位に整えます。
口腔内や鼻腔内から吸引するときには仰向けにして、顎を少し上げることでチューブが入りやすくなります。

吸引を始める前には、口や鼻腔の周りや口腔内を観察し、腫れや出血などがないことを確認してください。

手順3.吸引カテーテルを吸引器本体のチューブに接続する

吸引カテーテルを取り出して、吸引器本体のチューブに接続します。外れないようにしっかり奥まで差し込んでください。
カテーテルの先端が周りに触れないように、衛生面には十分に配慮します。

手順4 吸引器の電源を入れる

吸引器の電源を入れて、しっかり水を吸いこむができていることを確認してください。
水を吸うことで、カテーテル内に水分が通り、滑りが良くなります。
カテーテルを薬液につけて保管していた場合は、水を吸うことで内部を洗い流します。

手順5.吸引圧を合わせる

水をよく切って、アルコール綿でカテーテルの根元から先端までを消毒し、吸引圧を合わせます。
吸引圧は100〜150mgHgで行われるのが一般的ですが、事前に医師や看護師に必ず確認してください。

手順6.カテーテルを挿入する

カテーテルの先端から10cmあたりを持ってゆっくり挿入します。
挿入時は吸引圧をかけないで、鼻腔や口腔、気管カニューレから挿入します。
このときには必ず介護者に声かけを行ってください。

手順7.痰を吸引する

カテーテルからゆっくりと親指を放して、左右に回転させながら痰を吸引していきます。
吸引は、10~15秒以内を目安に行い、吸引した痰の色や量や粘さを観察しながら作業を行います。

手順8.カテーテルを引き抜く

カテーテルをゆっくり左右に動かしながら引き出してください。
この際は、介護者の呼吸が苦しくないかどうかを確認し、爪や唇の色に異常がないかもチェックします。

手順9.カテーテルを洗浄して外す

引き抜いたカテーテルの外側についた痰をアルコール綿で拭き取ってください。
その後で、コップに入れた水を吸ったカテーテルの内側を洗浄します。
痰がカテーテルに残っていないことを確認してから吸引器の電源を切り、吸引器本体のチューブからカテーテルを外します。

吸引器が必要な方や、介護をお考えの方は、株式会社RHSにご相談ください。
当社では介護用品のレンタルや販売、ケアプラン、住宅リフォームなどのサービスを扱っています。